なんか急性リンパ性白血病になった記

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Huguet and Gökbuget 2009 のかなり適当なまとめ:急性リンパ性白血病の同種造血幹細胞移植 誰といつ

Allogeneic Stem Cell Transplant in Acute Lymphoblastic Leukemia: Who and When?
急性リンパ性白血病の同種造血幹細胞移植 誰といつ」 (Huguet and Gökbuget 2009)

全文ここで見れる

言い訳たち

間違ってても、責任は全くとりませんが、間違ってたら教えてください。
かなり雰囲気訳です。書いてるひとは英語も医学も素人です。どこを訳してどこを飛ばすかも恣意的です。
権利者のかたで、あるいはそうでなくても、連絡があれば stkleukemia@gmail.com まで

Overview

成人ALLでは、造血幹細胞移植(SCT)が不可欠で成功率の高い治療戦略の1つになっている。病気の後期、あるいは第二完全寛解期においてはSCTは第一選択である。一方で第一完全寛解期にどのような患者がSCTを受けるかどうかに関しては議論の余地がある。このことは、現在のSCTの実践がALL患者の年令によって分析されれば明らかになるだろう。

小児に関しては、化学療法による治癒率がおよそ90%に達しており、SCTは高リスク群に対してのみに制限されている。したがって、5-10%の小児が移植を受けている。

成人(18−55歳)に関しては意見の相違がある。予後因子によって決めるのか、高リスク群の患者に限るのか(Ph+など)、標準リスク群を含むすべての成人ALLに移植を行なう…など。

高齢の患者(55歳以上)に関しては、SCTはしばしば推奨されるが、実現(成功?)することはまれである。

われわれはこれからどうすべきだろうか。

引用

(However,) in the GMALL studies, there were only 12% of the adult standard risk patients. Adult ALL patients reach molecular CR later than children and later time points are more predictive of relapse risk. In the GMALL studies, 25% of the patients did not achieve molecular CR after induction and first consolidation, and nearly all of them relapsed. (p. 356)

GMALLの研究によると、標準リスク群に分類される成人患者は12%しかいなかった。成人患者は分子生物学的完全寛解に至るのが小児より遅く、そのことはより高い再発のリスクを意味する。25%の成人患者は寛解導入療法及び最初の地固め療法で分子生物学的完全寛解に至らず、そのほとんど全員が再発した。